こんにちわ、ちゃんゆぅです(^O^)v
みなさんは、公務員になりたいと思いますか?
もしくは、自分の子供に公務員になってほしいと思いますか?
昔から公務員になれば一生安泰だ言わています。
この考えは現代でも通用するのでしょうか?
結論は、『NO!!』です。
その理由を公務員事情にやたらくわしい私が解説しますよ~~~~♪
目次
だって、給料は自動的に上がっていくんでしょ?
給与の決まり方は?
国家公務員行政職でいいますと、以下の俸給表により給与は決まっています。
公務員情報特化サイトではないので、細かい説明は省きますが、「ふつ~~~~う」に仕事していると、
今の自分の給与の位置から、一年に一度、下に四つ下がった位置の給与になります。これが「昇給」
そして長く働いていると、3級から4級になったり、4級から5級になったり、右の列に移動することがあります。
これを「昇格」といいます。
この「昇給」と「昇格」を繰り返し、年収が上がっていくというメカニズムです。
このほかにも、地域手当や特殊勤務手当、時間外勤務手当、休日勤務手当、いわゆるボーナスの期末・勤勉手当など
さまざまな諸手当があり、60歳の定年ぐらいになると年収は800万円ほど。
かなり雑な説明ですが、「公務員はおいしい」と言われるのがわかる気がします。
下がることはないの?
もちろんあります。
国家公務員、地方公務員ともに、規律に違反するような行為をしてしまった時は懲戒処分を受けることが法律で決まっています。
懲戒処分は、その程度により、免職・降任・停職・減給・戒告などに分かれており、もっとも重いのが免職です。
つまり、クビもあるし、給料が下がることもあるということです。
わいせつ行為や飲酒運転などは一発でクビになる可能性が高いので、そういう意味では民間より厳しいと言えるかもしれません。
そういうわけではありません。
公務員のボーナス 10年ぶり引き下げ勧告 人事院
国家公務員の今年度のボーナスについて、人事院は、新型コロナウイルスの影響で民間企業の支給割合が下がっているのに合わせて、0.05か月分引き下げるよう勧告しました。ボーナスの引き下げの勧告は、リーマンショックの影響を受けた平成22年以来10年ぶりです。
ようするに、民間企業の給与に併せて、ボーナスが上がったり下がったりするっていう仕組みです。
昨年は、コロナの影響で民間給与が下がり、それに伴って公務員のボーナスの引き下げが行われたという流れです。
普通に仕事していればクビにはならないんだから、悪くないんじゃない?
ある意味では正しいですが、ある意味では不正解です。
公務員は簡単にクビにならないという根拠はこれです
さらに詳しく
国家公務員法
(身分保障)
第七十五条 職員は、法律又は人事院規則に定める事由による場合でなければ、その意に反して、降任され、休職され、又は免職されることはない。
しかし、無断欠勤や心身故障の場合には、「分限処分」なるものが適用されます。これの最上位が「分限免職」です。
ようするに、
「もう無理だろ、お疲れさん・・」
ってことです。
このほかにも、恐怖の「人事評価」による減給や免職があります。
実際に、過去に大阪市ではなんと「仕事ができない職員」を
「クビ」にしています。
つまり、
「お前を待ってる仕事がほかにあるさ・・・」
ってことです。
とどめは『副業』禁止!!
これは、今の時代本当に最悪です。
一応、投資や不動産などの副収入は場合により認めてられていたり、
徐々に地域貢献にかかわるような副業は認めはじめている地方公共団体も
増えてはきましたが、現実だいたいの副業は禁止です。
さらに詳しく
国家公務員法 第103条
職員は、商業、工業又は金融業その他営利を目的とする私企業(以下営利企業という。)を営むことを目的とする会社その他の団体の役員、顧問若しくは評議員の職を兼ね、又は自ら営利企業を営んではならない。
さらに詳しく
地方公務員法 第38条
職員は、任命権者の許可を受けなければ、営利を目的とする私企業を営むことを目的とする会社その他の団体の役員その他人事委員会規則(人事委員会を置かない地方公共団体においては、地方公共団体の規則)で定める地位を兼ね、若しくは自ら営利を目的とする私企業を営み、又は報酬を得ていかなる事業若しくは事務にも従事してはならない。
これにより、公務員の魅力が半減しているといえます。
今時、『副業禁止』をうたう企業は真っ黒くろのブラック企業と言わざるをえません。
ひょっとしたら、現役公務員の若者の中には、公務員になっていなかったら
世界に通用するような実業家になっていたはずの人もいたのかもしれません。
【公務員】になれば一生安泰なのか まとめ
- 給料はそれなりに上がっていくが、絶対ではない
- 減給にもなることもあるし、クビにもなる
- 副業ができないことにより、若者の可能性が閉ざされる
これが、公務員の現実です。
この事実を知ったうえで、公務員を目指したり、自分のこどもに公務員をすすめることは決して悪いことではありません。
実際に、地方の中小企業と比較したら待遇がよい面も多くあるのも事実です。
大事なのは、事実を知り、自分の頭で考え、自分が情熱を注げる職業に就くということなのではないでしょうか?
それでは、みなさん 後悔のない人生を!!